自称、カブトムシレスキュー隊、隊長。今宵も夜のパトロール。

人口5万弱の田舎町に移り住み、20年近くが経つ。

自然に恵まれた町。

山に行くも、川に行くも、海に行くも、車で10分。

すっかりお気に入りの町になった。

しかし、自宅のすぐそばで、カブトムシが容易にゲットできるほどの田舎だっとは、つい先日まで、知らなかった。

田舎とは言えど、自宅は住宅街の真ん中。

道を一本隔てて、向こう側には片側2車線の国道が走っている。

さすがに、近場にはカブトムシなどいないだろうと思っていたので、子供が小さい頃は、カブトムシやクワガタを取りに山のほうに車を走らせていた。

と言っても、実際に山の中に入っていくわけではない。

山の近くにあるコンビニの光に集まるカブトムシやクワガタを取りに行くのだ。

拾いに行く、と言ったほうが正確かもしれない。

コンビニの入り口で、ひっくり返ってるクワガタムシを、コンビニから出てきた若いお母さんが、ひょいっと拾い上げ、持って帰ったのを見たこともある。

さすが、田舎の娘っ子。

たぶん、子供に持って帰ってあげるつもりで拾ったのだろうが、都会の娘さんだったら、こうはいかない。

あれから20年。

実は、カブトムシを掴まえるのに、わざわざ車を走らせる必要はなく、自宅から徒歩1分のところで、ゲットできたことに今更ながら気づいた。

そのことに気づいたのは、夜の遅い時間帯に散歩をし始めてから。

夜空に赤く輝く星を見たいから。

知らなかったが、今年2018年は火星が最接近する年とのこと。

どおりで、綺麗なわけだ。

南東の空に火星が綺麗に輝くころ、愛犬を連れ、夕涼みがてら、外に出てるのが最近の楽しみになっていた。

夜空に赤く輝く火星を眺めながらの散歩はなかなかにオツである。

ただ、昼間に利用する散歩コースの堤道は暗すぎる。

ので、夜の散歩には、自宅の裏手にある川にかかる橋に向かうコースにした。

その橋は小さい橋だが、橋上灯が数本並んでいて、夜は懐中電灯がいらないぐらいに足元を照らしてくれる。

で、そこを歩いていると、橋上灯の光が薄くなってる部分に、何やら、うごめく黒いカタマリが・・・

よく見ると、カブトムシ。

しかも、オス。

それから、毎晩、夜空を見上げるだけではなく、足元も注視していると、結構な確率でカブトムシに出会う。

ひっくり返ってアワアワしていているカブトムシ率も高い。

それを助け起こしてやって、安全なところに放してやるのが日課のようななってしまった。

今や、カブトムシのレスキュー隊の隊長を自称。

火星鑑賞と、カブトムシレスキュー、夕涼みと愛犬の散歩を兼ね、今日も夜に繰り出すのである。

スポンサーリンク

シェアする